猛暑で多数が死亡。これは人を活かせない街=市場原理一辺倒の街の問題ではないか?
猛暑が続いています。
各地で熱中症による死亡者が出ています。とくに埼玉県では猛暑のために多くの人が亡くなるという深刻な事態にっています。
確かに埼玉は暑いのです。先日、千駄ヶ谷のカワセミも埼玉のユニオン大会に来賓としてゆきましたが、ものすごく「重い暑さ」です。
しかし、休むところが街には少ない。浦和の街も、新宿の街も、暑さを避けて休む場所や、安心して休める公共の空間がないのです。こぎれいなビルディングは林立しているけど、人が休めるところは店舗の中だけです。そして、ゆっくり休めるところの、ほとんどは有料です。
それでもカワセミは新宿あたりを徘徊しているので、寒さや暑さをよける場所をいくつかは確保していますが・・・・。見知らぬ街ではそれがわからない。
金を出さなければ休めない街。緊急避難的に暑さを避けてゆっくりできる場所が無い街。公共施設だって、ゆっくり休めるベンチが極端に少なくなっています。街は市場原理主義的に構築されているし、公共の場所は「管理コスト」を抑えて、「ちょっと休みに」という者を受け付けないようになっている。猛暑を回避できる場所はまさに病院しかない??けど、体力が無くなってくると病院にも行けない!
日本の貧しい福祉・社会保障の現実があります。
全国、とくに埼玉で多くの熱中症患者が出ていること、そして多くの人が命を落としていること、これは「人を救えない街」の問題として捉え返すべきではないか?
(カワセミ)
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