日本には労働者のただ働き根絶、過重労働の解消、そして経営者の法違反根絶が必要。
ブログを再開する、と2月以上前に書きましたが、定期大会とか何とかで新たなアップができませんでした。
アップせねば、と思っているうちに衆院選は中盤にさしかかり、年末大掃除やら忘年会のスケジュールがどんどん入り始め・・・・。これはまずい。
ということで、思いつくまま書きます(ブログはまずは書くことですね)。
気になることは山ほどあります。
まず、年を追うごとに過重労働で心身を壊し、長期休職している人たちからの相談が増えていること。これには、昨年3月以降の大震災の後遺症も(震災後急に過重労働になったり、仕事内容が変わったり)含みますが、それが無くとも、日本の「労働者」はいま、過重な労働の日々を過ごす労働者か、あるいは失業者かに大別されるという状況があります。
そして、過重労働により休職している労働者、あるいは休職を望む労働者に対しての退職強要が後を絶ちません。これには、圧倒的に買い手市場となっている「労働力市場」も影響しています。いくらでも使いすれられると思う経営者が実に多い。少なくとも寄せられる多くの労働相談からはそう感じます。
労働者保護の制作が必要なのですが、日本の企業組合の集まりである連合とそれが支持している民主党は、結局これを行わず、派遣法、有期労働法制などでは労働者使い捨てシステムを強化しただけで、まもなく政権を追われます。
しかし、そのあとに来るのは・・・、最低賃金制をなくすとか、解雇を自由にできるようにするとか声高に叫ぶ日本維新の会とか、元々そのようなことを公言していた自民党? そうであるならば日本の労働者の生活と健康はさらに破壊されてしまうのです。
いまの日本の沈んだ状況は、TPPでも、金融緩和でも、ましてや全体主義的な愛国主義の大合唱では解決しません。徹底した労働者保護、労働者のただ働きや、経営者の労働諸法違反を根絶してゆくこと、それは働きがいのある日本を作ることだと思います。
やや話が大きくなってしまいましたが、今日は、ここまで。
(かわせみ)
« 久々の書き込みです。しかし、この間の労働者切り捨ての動きはあまりに急。 | トップページ | 解雇が無理と知っている経営者は、退職強要を行い、ときには「裁判でもやって見ろ」「負けたらおまえが金払え」などと開き直る。 »
「ウェブログ・ココログ関連」カテゴリの記事
- 日本には労働者のただ働き根絶、過重労働の解消、そして経営者の法違反根絶が必要。(2012.12.07)
- 久々の書き込みです。しかし、この間の労働者切り捨ての動きはあまりに急。(2012.10.03)
- 強い余震により、労働相談ホームページが一時停止。(2011.04.08)
- やっとつながった! 春闘真っ盛り。(2006.03.10)
「心と体」カテゴリの記事
- 月100時間、2ヶ月連続80時間の時間外労働!過労死労働の合法化は許されない。(2017.03.13)
- 基本は週40時間労働。月80-100時間の時間外労働法制化には大反対。(2017.03.10)
- 「うつ」の治療は薬離れの時が難しい(ゆとりをもって、ゆっくりと)(2017.01.17)
- 「ブラック企業」手法が蔓延する日本。基本はカルト対策と同じで、企業から離れること。(2013.01.10)
- IT技術者の低賃金化と、「バーチャル会社」での過酷労働(2013.01.08)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- NU東京結成20周年を祝う会が持たれました。(2018.07.05)
- 「うつ」の治療は薬離れの時が難しい(ゆとりをもって、ゆっくりと)(2017.01.17)
- 明日は、私たちユニオンの定期大会(それにしても、この20年、労働者の生活は酷くなりました)(2015.11.06)
- さて総選挙、きっぱりと安倍政権にNON! しかし、どこに投票しよう?(2014.12.02)
- アベノミクスのインフレ政策で、残業ゼロラインが引き下げられたら・・・!将来は現在年収500万円レベルも残業代ゼロとなる。(2014.06.18)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 5月1日(水)はメーデー。日比谷メーデーへの参加を!(2019.04.04)
- これは既に異常な国家になっているのでは?労働運動から安倍政権の腐敗を考える。(2017.03.06)
- 明日は、私たちユニオンの定期大会(それにしても、この20年、労働者の生活は酷くなりました)(2015.11.06)
- さて総選挙、きっぱりと安倍政権にNON! しかし、どこに投票しよう?(2014.12.02)
- アベノミクスのインフレ政策で、残業ゼロラインが引き下げられたら・・・!将来は現在年収500万円レベルも残業代ゼロとなる。(2014.06.18)
「労働組合」カテゴリの記事
- VAN(株式会社ヴァンヂャケット)の子会社が突如「解散」。組合員を解雇!(2023.01.12)
- 5月1日(水)はメーデー。日比谷メーデーへの参加を!(2019.04.04)
- NU東京結成20周年を祝う会が持たれました。(2018.07.05)
- 日本は労働者不足。こんな時は、キチンと要求。(2017.06.02)
- これは既に異常な国家になっているのでは?労働運動から安倍政権の腐敗を考える。(2017.03.06)
「仕事」カテゴリの記事
- 保険外交員搾取(さくしゅ)被害弁護団が、2月14日に相談ホットラインを開設。(2019.02.18)
- そんなことまで商売に?「退職代行業」に思う。(2018.07.30)
- 「突然の配転」の原因、労働者不足を認識できない会社の経営危機(2018.04.16)
- 定年後再雇用問題に見る。政策の矛盾と「働かせ方改革」(2018.04.04)
- 日本は労働者不足。こんな時は、キチンと要求。(2017.06.02)
「雇用条件」カテゴリの記事
- 5月1日(水)はメーデー。日比谷メーデーへの参加を!(2019.04.04)
- どこまで有効?「年5日の年次有給休暇の確実な取得」について考える。(2019.01.22)
- そんなことまで商売に?「退職代行業」に思う。(2018.07.30)
- 定年後再雇用問題に見る。政策の矛盾と「働かせ方改革」(2018.04.04)
- 政府の「働き方改革」、1月80-100時間の時間外労働時間限度は根本的に間違っている。(2017.03.13)
「働く」カテゴリの記事
- そんなことまで商売に?「退職代行業」に思う。(2018.07.30)
- NU東京結成20周年を祝う会が持たれました。(2018.07.05)
- 「突然の配転」の原因、労働者不足を認識できない会社の経営危機(2018.04.16)
- 月100時間、2ヶ月連続80時間の時間外労働!過労死労働の合法化は許されない。(2017.03.13)
- これは既に異常な国家になっているのでは?労働運動から安倍政権の腐敗を考える。(2017.03.06)
「職場」カテゴリの記事
- うつ病と診断されたら、無理せず、治療に専念を! (2017.01.08)
- 個人加盟労組ということの意味(その2-「個人」の変化1)(2015.12.15)
- 個人加盟労組ということの意味(大げさに言えば歴史的変遷 その1)(2015.12.08)
- 私たちの組合(ユニオン)のこと ☆その2 私たちのルーツ(2015.11.24)
- 私たちの組合(ユニオン)のこと ☆その1(2015.11.17)
「労働条件」カテゴリの記事
- 5月1日(水)はメーデー。日比谷メーデーへの参加を!(2019.04.04)
- 「突然の配転」の原因、労働者不足を認識できない会社の経営危機(2018.04.16)
- 定年後再雇用問題に見る。政策の矛盾と「働かせ方改革」(2018.04.04)
- 日本は労働者不足。こんな時は、キチンと要求。(2017.06.02)
- 月100時間、2ヶ月連続80時間の時間外労働!過労死労働の合法化は許されない。(2017.03.13)
「労働環境」カテゴリの記事
- 5月1日(水)はメーデー。日比谷メーデーへの参加を!(2019.04.04)
- どこまで有効?「年5日の年次有給休暇の確実な取得」について考える。(2019.01.22)
- 「突然の配転」の原因、労働者不足を認識できない会社の経営危機(2018.04.16)
- 定年後再雇用問題に見る。政策の矛盾と「働かせ方改革」(2018.04.04)
- 日本は労働者不足。こんな時は、キチンと要求。(2017.06.02)
「病気休職」カテゴリの記事
- 基本は週40時間労働。月80-100時間の時間外労働法制化には大反対。(2017.03.10)
- セブンイレブンのバイトが風邪で休んだら10時間分減給。ブラックにもほどがある!(2017.01.31)
- 「うつ」の治療は薬離れの時が難しい(ゆとりをもって、ゆっくりと)(2017.01.17)
- うつ病と診断されたら、無理せず、治療に専念を! (2017.01.08)
- NU東京の次回土曜相談は4月16日です。(2016.04.13)
「労働契約」カテゴリの記事
- そんなことまで商売に?「退職代行業」に思う。(2018.07.30)
- 定年後再雇用問題に見る。政策の矛盾と「働かせ方改革」(2018.04.04)
- セブンイレブンのバイトが風邪で休んだら10時間分減給。ブラックにもほどがある!(2017.01.31)
- NU東京の次回土曜相談は4月16日です。(2016.04.13)
- ブラック社労士問題。私たちが経験している消極的なブラック社労士たち。(2015.12.21)
「長時間労働」カテゴリの記事
- どこまで有効?「年5日の年次有給休暇の確実な取得」について考える。(2019.01.22)
- 「突然の配転」の原因、労働者不足を認識できない会社の経営危機(2018.04.16)
- 月100時間、2ヶ月連続80時間の時間外労働!過労死労働の合法化は許されない。(2017.03.13)
- 政府の「働き方改革」、1月80-100時間の時間外労働時間限度は根本的に間違っている。(2017.03.13)
- 基本は週40時間労働。月80-100時間の時間外労働法制化には大反対。(2017.03.10)
この記事へのコメントは終了しました。
« 久々の書き込みです。しかし、この間の労働者切り捨ての動きはあまりに急。 | トップページ | 解雇が無理と知っている経営者は、退職強要を行い、ときには「裁判でもやって見ろ」「負けたらおまえが金払え」などと開き直る。 »
コメント