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2010年6月16日 (水曜日)

派遣法違反だからと、単純労働者を請負にしようとする年金機構。厚労省の姿勢が問われます。

久しぶりのカワセミ通信です。

千駄ヶ谷のカワセミは休眠状態でしたが、次の新聞記事に目覚めざるを得ませんでした。

朝日新聞の記事です。

--年金機構、派遣法違反で是正指導 長妻氏「恥ずかしい」--

(2010616031分)

 日本年金機構東京事務センターで各種の届け出書類などをコンピューターに入力する派遣職員の業務が派遣期間に制限がない専門的な26業務にあたらず、労働者派遣法に違反するとして、東京労働局から14日付で是正指導を受けていたことが分かった。長妻昭厚生労働相が15日の閣議後会見で明らかにした。 (以下略)

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いかにも、お役所仕事的なミスですが、私がなんということか? と思ったのは、この記事の続き部分です。

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東京事務センターは、2社の派遣会社から約240人が派遣され、入力作業をしている。全国47の事務センターでは計約1360人が同様の業務をしており、同機構は10月以降はすべて請負契約に切りかえるとしている。

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つまり、厚生労働省のお膝元の日本年金機構が「偽装請負」を検討中。ということです。

専門的な26業種にもあたらない、すなわちデータ入力の単純作業労働者を、個人請負にするという、この厚生労働省のセンス、というか派遣法違反隠しの偽装請負!なぜ、年金機構に直接雇用しないのか?

単純労働者を、雇用主が責任を取らず、「派遣」「請負」として使い捨てて、労働者の生活を破壊してきたこと、それが社会的問題となって、派遣法の改正論議になってきた経過を、厚生労働省はどのように考えているのでしょうか?

派遣法については、あまりにも不十分性ですが(26業種の問題もそうで、26業種を除外すること自体大問題であるといえます)、その派遣法にも違反したから、問題を労働者を個人事業主にしてごまかす手法をとるとは・・・・!

厚労省の姿勢が問われています。

(かわせみ)

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