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2007年2月27日 (火曜日)

いじめ・嫌がらせが多発? 職場はかなり危険な状態。

労働相談の内容が、少し変わってきています。

昨年(2006年)1年間に、労働組合ネットワークユニオン東京(NU東京)に寄せられた労働相談の件数は、「労働相談カルテ」に記録が残っている件数で257件(残業割り増し率の確認や、手近な労働相談所所在地の確認などの「相談」はカルテに記録されません)。このうち、会社や職場での「いじめ・嫌がらせ」についての相談が25%と、4件に1件となりました。

この数字は、昨年秋以降の、学校での「いじめ」問題の社会問題化(マスコミで取り上げられることが多くなった)の、影響もあると思われますが、それでも、会社・職場でのいじめ・嫌がらせ問題は深刻になりつつあるようです。

背景には、派遣・パート・アルバイトそして契約社員という、いわゆる「非正規」雇用労働者を企業が大量に採用し始めたということがあるようです。「上司」「管理職」に対して立場の弱い労働者が多くなり、その中で無理難題を押しつけられるケースや、契約内容と違う仕事を求められ、それを拒否すると嫌がらせを受けるケースなどが生じているのです。

また、正社員間でも、「実績」「成果」が強く求められる職場では、上司による無理な目標設定が問題となっています。関連会社から「天下り」してきた取締役や管理職によって行われる、いわゆるパワーハラスメントも跡を絶ちません。

いま、日本の企業は「人材確保」に躍起となっています。しかし、一方では企業業績を上げるために、これ以上無理というところまで、労働密度が濃くなり、労働時間も増加しています。

日本の会社・職場は、「嫌がらせ・いじめ問題」とともに進行している「うつ」発症問題も併せて、いま危険な状況になっているようです。

 

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コメント

うちの会社でも、社長自らと太鼓もちの次長クラスが、課長いじめをしてますものね。
こんな会社に明日はあるのかと、平の私ですら思いますもの。
あれはもう殆どと言うより完璧に「やから」です。
全国的にそういう傾向が、見られるのなら
本当に悲しくなってしまいます。

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