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2006年3月15日 (水曜日)

辞めることは止められない。

昨年、いや3年ほど前から「辞めたい」ことについて、つまり「会社の辞め方」についての相談が目立ってきました。

「昨年、いや3年ほど前」という不確かな言い方をしているのは、3年ほど前から「働き過ぎ」で体がもたないから「辞めたい」という相談が目立ちはじめ、昨年からは、より良い条件の会社を求めて「辞めようと思っているのに」会社が「辞めさせない」という相談が目立ってきたからです。

「過労働で辞めたい」という相談から、「会社に見切りを付けたのだけど辞めさせてくれない」ことについての相談へと内容が少し変わってきているのです。

ただし、それらの相談が生じる原因は変わっていません。要するに労働環境が劣悪な会社が多いということです。求職難の最中では、これらの「劣悪会社」で働きすぎて、身体と精神を傷め「辞めたい」という相談になっていたのが、近い将来の「求人難」「労働者不足」が明らかになってきて(トヨタなどは契約社員を正社員にしはじめています)、労働力市場が動き始めた昨年からは、「劣悪会社」に見切りを付けた労働者の相談が増えてきたというわけです。

昨年は、それでも、「転職」の失敗や、中途半端に「辞意」を示したための会社側からの「逆襲」である「退職勧奨」(「一旦辞めると言ったのだから辞めろ」「君の椅子はないぞ」とか言われて)がありました。しかし、今年は、どうも、辞めるといった労働者を無理に引き止めるケースが目立ちます「辞表を受け取らない」とか「辞めるなら損害を与えた分の賃金を払わない」とか・・・。まあ、こんな会社だから労働者に逃げられるのですが・・・。

辞めるに当たってのポイントはただ一つ。

辞める意思を明確に伝えて(通常は2週間以上前に伝えればよい)、辞める日以降は会社に行かなければいいのです。それでも「辞めさせない」というのであれば、行政当局の労働相談窓口(出来れば労働情報相談センターや、労政事務所)に相談すること。

ただし、明確に期間が定められる必要がある労働契約を結んでいる場合や、競合する同業他社に転職する場合など、直ちに辞められない(そして、転職できない)ケースもあります。

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